ラリーの舞台となるのは、トルコ有数のリゾート地アンタルヤから約40km離れたケメール。美しい海岸が延びる地中海沿岸のリゾートにサービスパークが置かれ、背後に控える壮大な山々の中にステージが設定される。しかし、その景色の美しさとは裏腹に、コンペティターには厳しいコースが待ち受けている。路面の多くはラフグラベルであり、あちこちで鋭利な岩が牙を剥く。細心の注意を払っていてもパンクやマシントラブルの危険がつきまとうのだ。その一方で、開催月が6月から10月に変わったため、クルーとマシンが暑さに悩まされることは無くなるだろう。
スズキにとって、トルコは比較的ゲンの良い土地かもしれない。初開催となった2003年には、著しい成長を見せたスイフト(イグニス)が2位・4位に入賞。また、2004年にイグニスが成し遂げた、JWRC史上初の1-2-3フィニッシュは忘れることができないものだ。そして昨年は、JWRCタイトル外にも関わらずデータ収集のために参戦し、スイフトが全くのノートラブルで3日間を走り抜けた。果たして、今大会に出場するスズキ勢は、どんな戦い振りを見せてくれるだろうか。
スズキ勢のエントリーは、前戦フィンランド同様、スズキオフィシャルチームからP-G・アンダーソン選手、ガイ・ウィルクス選手。スズキスポーツヨーロッパのカスタマーとしてウルモ・アーバ選手、パヴェル・ヴァロウシェク選手、ジョセフ・ベレーシュ選手。そして、JMエンジニアリングからヤン・モルダー選手、ミハエル・コシュツシュコ選手が出場する。
全9戦で争われるJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)は、残すところ2戦でタイトルが決定する。今季最多、19台のエントリーを集める重要な一戦での、スズキ勢の活躍にご期待ください。
トルコ共和国
Republic of Turkey
時差:日本より6時間遅れ。
サマータイム:3月最終の日曜日から10月最終の日曜日。