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スズキ スイフト スーパー1600


04年末から本格的な開発がスタートし、イグニスを大きく超えるパフォーマンスを見せていた新型スイフトは、本来の予定を前倒しして第5戦ラリー・フィンランド(2005年8月)から投入された。デビュー戦では、G.ウィルクスが3位入賞を果たしポテンシャルの一端を示したが、全くの新作となったマシンだけに熟成に時間を要した。2005年の選手権は、最終戦までチャンピオンを争ったG. ウィルクスがランキング2位を獲得。また、チームメイトのP-G アンダーソンは、速さは見せていたものの、スピードが結果に結びつかずランキング6位となった。

スイフトの本格的な活躍は、2006年から始まった。JWRC開幕戦のスウェーデンでは、P-G アンダーソンが優勝。第3戦フランスでは、U.アーバが2位入賞を果たした。そして、第4戦アルゼンチンでは、圧倒的なタイム差でG. ウィルクスが優勝。スイフトを駆るドライバーがランキング上位を占めている。


エンジン/パワートレーン
規定によって、最高回転数が9,000r.p.m以下、圧縮比13.0以下、スロットルボディ径60mm以内と決まっており、その制約の中でチューニングが行われている。出力218ps以上/トルク19.0kg-m以上を誇るエンジンはJWRC最強と謳われ、優れたドライバビリティでドライバーをサポートし、3日間300kmのステージを全開で走り抜く。
  ボディシェル
ラリーカーのポテンシャルを決める重要な要素であるボディシェルは、様々な解析を経て、ロールケージのレイアウトやスポット溶接の量が決定される。新型スイフトは基本構造が優れており、マスの集中した軽く強靱なボディシェルが完成した。1台の製作には多くの時間が必要であり、3人のスタッフが約4週間の時間をかけて完成させる。
 
サスペンション/ブレーキ
イグニスからの最も大きな進化のひとつが、4輪独立懸架となったサスペンションだろう。ラリーでは、ショック吸収性と共に、いかに高いトラクションを得られるかがサスペンションパーツに求められる性能であり、そのセットアップには多くのテストとデータ蓄積が必要。ブレーキは、ターマック用355φ・グラベル用 300φを使い分ける。
  コクピット
必要な物を必要な場所に配置したシンプルなコクピット。低重心化が徹底され、あらゆる重量物は低い位置にマウントされる。ドライバーの前には回転計さえ装備されず、シフトチェンジはランプ式インジケーターを頼りにおこなう。

 

SPECIFICATION
ENGINE
種類 水冷4気筒16バルブDOHC
ボア×ストローク 81.0×77.55mm
総排気量 1598.5cc
最高出力 160kW(218ps)/8750rpm以上
最大トルク 186N・m(19.0kg・m)/7250rpm以上
POWER TRAIN
トランスミッション 6速シーケンシャル(コラムシフト)
デファレンシャル FRONT:機械式多板クラッチ
クラッチ シングルプレート φ184
SUSPENSION
懸架装置
FRONT: マクファーソンストラット式
REAR: トレーリングアーム式
BRAKE
ディスク
FRONT:

BREMBO/
φ355mm(TARMAC)
φ300mm(GRAVEL)
REAR: BREMBO/ φ278mm
キャリパー
FRONT:
REAR:
BREMBO/4POT
BREMBO/2POT
TIRE & WHEEL
タイヤ
BF Goodrich(FIAコントロールタイヤ)
ホイール
17x7.0J(TARMAC)
15x6.0J(GRAVEL)
DIMENSIONS
全長 3695mm
全幅 1805mm
全高 1456mm(TARMAC)、1556mm(GRAVEL)
ホイールベース 2390mm
トレッド
FRONT:
REAR:
1596mm
1590mm
WEIGHT
FIA規則最低重量 1000kg
 
 
 
 
   
 
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