エストニア出身のウルモ・アーヴァ選手は、ジュニアラリー選手権の1-2を勝ち取ったスズキ・スイフト・スーパー1600を駆り、初めて体験するラリー・ジャパンの最初のレグをノートラブルで走り終えた。今日は10のグラベル(未舗装路)ステージが設定されており、大部分は高速で走行することが想定されているコースだったが、数ステージは格別に難しいコンディションで競技者たちを待ち受け翻弄した。朝は霧がかかっており、それが晴れたと思ったら空を雲が覆い、夕方には雨が降り出す、といった具合で、路面状況や空模様が細かく移り変わり、ドライバーの集中力とマシンの性能を試すかのようだった。
ウルモ・アーヴァ選手はラリー・ジャパンの個性的なステージに慣れるのに当初やや時間を要し、序盤は特にタイムが振るわなかったが、徐々にコースの性格を把握し、正しいリズムをつかんできた様子で、今日のレグ1終了時点でのポジションチャートでは23位にランクインした。ちょうどランキング15位から1分差なので、明日からのタイム次第では上のクラスの車輌とタイムを互角に競い合う展開が期待できそうだ。
今回のウルモ・アーヴァ選手の使命は、ジュニアラリー選手権のトップに輝いたスズキ・スイフト・スーパー1600を、日本のファンに凱旋披露することだ。しかし、ウルモ・アーヴァ選手とそのパートナー、クルダー・シック選手にとって、それは必ずしも容易なことではない。今回はジュニアラリー選手権ではないので、全ての4輪駆動車とグループN車輌が走行を終えた後で前輪駆動のスイフト・スーパー1600の走る順番がくるため、彼らがコースを走る頃には先に走った車によって路面に深い轍が刻まれ、表面がすっかり荒らされているのだ。とはいえ彼らは2輪駆動勢をリードするだろうし、4輪駆動勢のタイムにも食い込んでくるだろう。
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