気難しい天候やドライバー泣かせの路面コンディションに、数々のトップドライバーたちが沈んでゆく中、本日最初のステージ、SS21を暫定総合16位からスタートしたウルモ・アーヴァ選手は、彼自身の運転のリズムを整えつつ安全な範囲内でペースを上げることにひたすら集中し、車を無事サービスパークに戻すと同時に総合15位にランクインした。もちろん、A6クラス1位であるだけでなく2輪駆動車としても最上位であり、スズキのホームカントリーである日本のラリーファンに今年のJRCの優勝車であるスイフト・スーパー1600を披露するというチームからの指令を、初めて体験するラリー・ジャパンで十分に成し遂げたといえよう。
ウルモ・アーヴァ選手が今回獲得した総合15位という順位は、WRカーやグループN車輌といったパワフルな4輪駆動車が彼の前に多数出走していることを考えれば目覚しいものだ。ウルモ・アーヴァ選手は今回、カー・ナンバーが79であることからも分かる通り、かなり後方からのスタートであり、前を行く車がコースをショートカット走行するため掻き乱されて悪化した路面に向き合わなければならなかった。コース上には鋭利な石が無数に散らばっており、もしもムースタイヤがなければウルモ・アーヴァ選手はそうした石を避けるために常に用心深い走りを強いられただろう。
レグ3では唯一、午前中の走行を終えたあとにトランスミッションからのオイル漏れが発見されるトラブルがあったが、昼のサービスにおいてメカニックたちにより速やかに換装され、その後は何の問題もおこらなかった。3日間にわたり設けられた全27のスペシャルステージを通して、ウルモ・アーヴァ選手の操るスズキ・スイフト・スーパー1600は高い信頼性を示した。
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